誰かの家にお邪魔した瞬間、「何か臭う?」と思った経験はありませんか?家の玄関に入った時から嫌な臭いがすると、とても不快な気もちになります。玄関先の嫌な臭いの原因は、下駄箱や靴の臭いが原因だと考えられます。毎日の様に履いている靴は気が付かないうちに汗をかいています。しかし頻繁に洗う方は少ないのではないでしょうか。今回はその靴の嫌な臭いを脱臭する方法をお話ししていきましょう。
まず始めに準備する物は、除菌用に布かティッシュ、消毒用エタノール、ビニール手袋を用意します。そして乾燥用にドライヤーと新聞紙、乾燥剤や使い捨てカイロ等です。最後に脱臭・保管用にエッセンシャルオイルとコットン又はティッシュを準備しましょう。
やり方は簡単です。1つ目に汚れを拭き取って除菌をします。靴の臭いは靴の中の細菌が繁殖する事で嫌な臭いになるので、エタノールで消毒して細菌の繁殖を防ぎます。革靴の場合は用意した布に消毒用エタノールを含ませて靴の中を拭きます。素材によって変色や傷む恐れがある為、目立たない所でテストしてから拭きましょう。スニーカー等の布製品の靴は、スプレータイプの消毒用エタノールを吹きかけておきます。
2つ目に靴を乾燥させます。靴を湿ったままにしておくと、細菌が住みやすくなり、靴にカビが生える原因になるので完全に乾燥させる事が大切です。湿気がひどい場合や雨で靴が濡れてしまった場合は布や雑巾で水気を取って、陰干しするかドライヤーで靴を乾燥させます。靴の中に新聞紙や板海苔やお菓子に入っている乾燥剤、使い捨てカイロ等は除湿効果があるので、靴の中に入れておくと良いでしょう。
3つ目に靴を脱臭して清潔にして保管します。コットンやティッシュにエッセンシャルオイルを数滴含ませ、靴の中に入れて靴箱にて保管します。エッセンシャルオイルには殺菌、抗菌作用があるので消臭効果があります。種類によっては防虫効果もあるのでとても役立ちます。但しエッセンシャルオイルの特性として妊娠中やてんかん等の持病をお持ちの方や乳幼児がいらっしゃるご家庭での使用はなるべく避けた方が望ましいです。
この様にしてご自宅にある物で簡単に靴の脱臭が出来ます。ただ、それでも臭いの気になる方は消臭・脱臭をしてくれる業者に相談する事をお薦めします。靴を脱臭して家の出入り口から快適に過ごせる様心がけましょう。