お部屋やトイレ、車の中など様々場所に設置して、嫌な臭いを抑えてくれる消臭剤や芳香剤ですが、それぞれどんなふうに設置するのが1番効率的なのでしょうか。実は、消臭剤と芳香剤はそれぞれ設置の仕方が変わってきます。今回は設置場所の高さの違いを紹介します。「消臭剤」は低い位置、「芳香剤」は高い位置ということを意識しましょう。これにはちゃんとした理由があります。まず消臭剤ですが、臭いを消す仕組みとニオイ成分の動きに関係があります。消臭剤は「消臭成分で不快な臭いを中和させて打ち消す」ことで消臭します。そして、ニオイ成分は、空気より重いためどんどん下に落ちていき足元の方に溜まっていくのです。つまり消臭成分で臭いを打ち消す消臭剤は、低い位置に設置するべきなのです。一方で芳香剤の仕組みは「いい香りを拡散させて、不快な臭いをごまかすもの」です。そして、芳香剤の香りもニオイ成分と同様にどんどん下に落ちていきます。そのため、高い位置に設置することで初めて効果を実感することができるのです。目安としては、鼻より高い位置というのが最適です。芳香剤の性質上低い位置に設置しても芳香剤の香りは低い位置にしか拡散されません。そうなると、せっかく芳香剤を設置しても意味が無いのです。より効率的に芳香剤の香りを拡散させるには高い位置が効果的といえます。このように同じことをしているように思える消臭剤と芳香剤ですが、仕組みや性質が異なるため、最適な設置場所に置くことで初めて期待通りの効果を得ることができるのです。