自分がよくいる空間の臭いというものは、気づきにくいもので、わかりやすいのは自分の家だと思います。他の人の家に上がった時などに、感じる臭いがまさしくそれです。ですから、臭いというものは、慣れていればいるほど、気づくことが難しく、また他の人にとっては、すぐ気づくことができるほど、敏感に感じ取れます。もちろん不快な臭いでなければ特に問題はないのでしょうが、これが不快感を与えるような悪臭である場合は、消臭したほうが良いでしょう。しかし自分ではどうしても気づきにくい物ですから、自分以外の人に言われた時や空気の入れ替えをしていて感じた時に、そんなことないと思わずに消臭することをお勧めします。そして、臭いくらいなんだ、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際問題臭いというものは、とても重要です。例えば車を売る時に、タバコの臭いがついていると減額されますし、人によっては、嫌なにおいをかいでいると、気分を害し、体調にも悪影響を及ぼすこともあります。また、スメルハラスメントなんて言葉があるくらい、臭いというものは、周りに影響を及ぼすのです。嫌な臭いを他の臭いで上書きしようとする方もいますが、あまりお勧めできません。上書きするほど強く臭いを付ければ、それもまた悪臭になってしまう場合もありますし、元の臭いと混ざり、余計にひどいと感じることもあります。ですから、臭いの元をしっかりと消臭しておくことが大切です。